運気とは（プログレスチャート） - 中西輪貴子流西洋占星術

中西輪貴子です。

今回は全体的な運気について書こうと思います。

例えば、１０年前の自分と、今の自分。
どんな風に違いますか？

まずは考え方が変化していませんか？

それが西洋占星術でいう「運気」というものです。

なぜかというと…

考え方、感じ方が変わる事によって行動が変わります。
関わる人が変わります。
それによって現実が変わります。

つまり、内面の変化が最初に来るわけです。

周りに影響されて変わったように思えることもありますが、
おそらく内面の変化がきっかけになっていることは多いと思います。
（これはトランジット天体よりもプログレスチャートを優先的に読む理由でもあります。）

考え方次第で未来は変わるとよく言いますが、それと同じですね。

「最近、新しい事が妙に始めたくなって…」
というお客様は大半、その運気の節目にそう仰います。

これはもう何年も西洋占星術をやっていても未だにですが、

ドンピシャなタイミングでお客様の気持ちが変化するのを目の当たりにする度に、
西洋占星術の神秘に感動してしまいます。

そしてそのタイミングこそが
運気の変わり目として重要となります。

先にも書いた通り、
人はその気持ちの変化により、行動に移す事が多いからです。

実際に起きてくる物事も当然変化します。

よって流れが大きく変わるのです。

人は段階を踏んで成長します。

そのプロセスが西洋占星術のプログレスチャートにはハッキリと出ています。

その段階は、その一つを飛び越えたりはしません。
必ず一つずつ進みます。

つまり、どんなカリスマ的存在にも、
越えなければいけない、苦しい時期、思い悩む時期、学びの時期は存在するということで

どんな人も最初からプロ並みに完璧なわけではありません。
段階を踏んでいるわけです。

「痛みなくして得るものなし」なのですね。

西洋占星術の賢い使い方としては、

一つのゴール（ゴールは細く言えばいくつもあります）を知り、それに向けて計画的に過ごすこと。

それができれば人生設計に無駄がなくなりますし、余計な心配や焦りは軽減されますよね。

逆に、期待できる未来に向けてワクワクすることが出来れば、生きる気力にもなり得ます。

西洋占星術では、必ず前に進みます。

今もし人生に悩んでいる人がいるなら、明けない夜はないと西洋占星術は言います。

運が悪いのではなく、前進する、意味のあるプロセスなのです。

何かのキッカケがなければ人は変わる機会がないかもしれませんから。

例え、それが辛い事だったとしても。

「変わるべきだ」と気付かされているのかもしれません。

どんな場面でも最終的に決定するのは自分ですから、
自分の考え方（どのような時期か）によって適した物事、起きてくる物事は変わるのです。

つまり鑑定も、お客様の考え方に沿ってアドバイスする必要がありますから、
この運命時計（プログレスチャート）はとても重要です。

まさか１０年後にこんな自分になっているとは想像もしていなかったと、多くの人は感じるでしょう。

それは確実に運命時計と共に前進しているという証です。

西洋占星術のプログレスチャートは
人生を大きな視点で俯瞰して見ることを可能とし、

「今」の、生きる意味を教えてくれるのです。

毎日同じことの繰り返しのように見えても、
きっと前進しているということを改めて気づかせてくれるでしょう。